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2020.09.23 111「いじめられたり、優しくされたりすると気分が変わるのはなぜか」

人はいじめられると偏桃体、島皮質などが活性化します。そして逃げ出そうとしたり、
仕方がないから戦おうとしたり、固まってやりすごそうとしたりします。
このとき、嫌だな、逃げ出したいな、離れたいな、もう経験したくないな、といった気分になります。

一方、優しくされたりすると、側坐核、線条体などが活動し、うれしくなったり、良い気分になったり、
こっちも優しくしようという気分になったりします。
前者は概ね「遠ざかりたい気分」を生み、後者は「近づきたい気分」を生みます。
人や動物は、この遠ざかるか近づくかを速やかに決めてから行動します。

そして、進化的に古い動物から、新しい動物まですべて、移動する生き物なら、この速やかに決める
仕組みを持っています。したがって、いじめられたり、優しくされたりすると気分が変わりますし、
行動やじっくり考えた判断(主に前頭前野の関与)に先立って、気分が変わるようにできているのです。

まずは緊急避難的に、遠ざかるか近づくかを決めるための仕組みの一つが「気分」です。

公立諏訪東京理科大学 篠原菊紀教授


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