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2019.07.16 098「一杯のコーヒーで、死亡率が改善されうる(高山スタディ)」

コーヒー摂取量と死亡率、有病率などが逆相関するといった疫学研究は多く、下記は岐阜大学山川先生らによる、
岐阜高山のコホートスタディの結果です。

1992年時点で、がん、冠動脈疾患、脳卒中の既往がない35歳以上の住民2万9,079人を対象として、2008年まで追跡し、
食事や生活習慣の因子で調整し、Cox比例ハザードモデルで評価しました。
コーヒー摂取量を含む食事摂取量は食事摂取頻度調査票(Food Frequency Questionnaire:FFQ)によります。

平均14.1年の追跡で、41万352人が解析に含まれ、5,339例が死亡しました。
コーヒー摂取は全要因死亡および心血管疾患による死亡と逆相関であり、がんによる死亡とは相関がありませんでした。

コーヒーを全く飲まない人と比較して、多変量ハザード比(HR)は、1杯未満/日は0.93(95%信頼区間[CI]:0.86~1.00)、
1杯/日は0.84(95%CI:0.76~0.93)、2~3杯/日は0.81(95%CI:0.71~0.92)でした。
心血管死は、0.87(95%CI:0.77~0.99)、0.76(95%CI:0.63~0.92)、0.67(95%CI:0.50~0.89)でした。

ほかの原因による死亡でも逆相関がみられ、とくに感染症や消化器疾患による死亡でもみられたそうで、
抗酸化除去能や免疫力向上が背景にあるのかもしれません。

Associations between coffee consumption and all-cause and cause-specific mortality in a Japanese city: the Takayama study. Public health nutrition. 2019 May 20;1-8. doi: 10.1017/S1368980019000764.
Michiyo Yamakawa, Keiko Wada, Yuko Goto, Fumi Mizuta, Sachi Koda, Takahiro Uji, Chisato Nagata
https://higeoyaji.at.webry.info/201906/article_4.html

公立諏訪東京理科大学 篠原菊紀教授


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