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2019.06.19 097「夜の運動は悪くない」

運動は生活習慣病の予防のほか、海馬等を介して認知機能の低下抑制や向上に役立つことが知られています。
また、運動の効果(身体的な)は連続運動である必要はなく、細切れでもよいことが、松本市熟年体育大学リサーチセンターの研究などで
明らかになっています。

しかし、夜の運動は身体の興奮を促し、眠りを浅くするのではないかとの懸念や報告もあり、とくに運動を始めた週などでは
眠りが浅くなるといった知見もあります。

そこで、座りがちな生活を送ってきた中年男性11人を対象とした、ある研究(下記参照)を紹介します。
朝(午前6~7時)、午後(午後2~4時)、夜(午後7~9時)のいずれかに、30分間の自転車による
高強度インターバルトレーニングを実施し、その後の睡眠と空腹感や食欲を調整するホルモンを調べたそうです。
(インターバルトレーニングは高強度運動を1分間、その後4分間休む、を6サイクル繰り返すものであり、
立命館大学の研究ではこのタイプの運動で認知機能が改善するそうです。)

結果、睡眠時間では、午後運動>夜の運動>朝の運動、で、その差はわずかであり、
夜の運動で寝付きが悪くなることはなかったそうです。入眠時間の差は1~2分程度であり、
空腹ホルモン、グレリンは、午後と夜の運動で血中濃度が低下しましたが、
自覚的な空腹感に変化はなかったそうです。

夜の運動でも寝つきが悪くなることはなく、空腹感の減少が見込めるかもしれないので、
仕事帰りのジムはよろしいようです。

Evening high-intensity interval exercise does not disrupt sleep or alter energy intake despite changes in acylated ghrelin in middle-aged men. Experimental physiology. 2019 Feb 23; doi: 10.1113/EP087455.
Penelope Larsen, Frank Marino, Kerri Melehan, Kym J Guelfi, Rob Duffield, Melissa Skein
https://higeoyaji.at.webry.info/201903/article_10.html

公立諏訪東京理科大学 篠原菊紀教授


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