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2017.11.22 079「脳情報デコーディング技術」

 情報通信研究機構脳情報通信融合研究センターの研究グループが、映像を見て感じるさまざまな
「物体・動作・印象」の内容を、それらに対応する1万語の「名詞・動詞・形容詞」の形で言語化する
脳情報デコーディング技術を開発しました。
デコーディングとは脳の情報から見ているもの、動き、様子などを解読する(デコードする)ことです。

この技術は、脳活動を解読するデコーダーに、大規模なテキストデータから学習した言語特徴空間を取り入れ、
映像を見て感じた内容の推定に利用されます。
ある人が何かを見ているときの脳活動を、1万語をイメージしたときの脳活動との関係で位置づけ、
もっともらしい名詞・動詞・形容詞を割り当てるわけです。
従来の技術は名詞・動詞に対応する物体・動作の内容のみの解読でしたが、この技術は言語特徴空間に
含まれる形容詞を用いることで、対応する印象の内容も解読することに初めて成功したそうです。

同研究グループでは今後、映像を見て感じた内容の推定精度の向上を目指すとともに、推定された内容が
個性や購買行動とどう結び付くのかについても検証を行うようです。
また、発話や筆談が困難な人などが利用できる、発話を介しない言語化コミュニケーション技術についても
産学官連携で社会実装を目指すようです。

ぱちんこ台を遊技しているときの脳活動からの推定も可能でしょうが、適切な形容詞を当てはめることで
演出の良しあしが判断できるわけではなさそうです。

諏訪東京理科大学 篠原菊紀教授


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