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2017.07.18 075「脳の再生に役立つ細胞」

 山梨大医学部薬理学講座の小泉修一教授(神経科学)らの研究グループは、
脳卒中が起きた後の脳組織の修復に関わる細胞を発見しました。

脳に栄養を供給するなどの機能を持つ神経細胞「アストロサイト」が、
脳卒中のダメージを受けて死んだ細胞を食べる能力「貪食性」を獲得し、
それらを脳から除去していることが脳卒中モデルのマウスの実験により
明らかになりました。

これまで別の脳細胞「ミクログリア」が貪食性を持つ細胞として知られてきましたが、
アストロサイトも同様の機能を持つことになります。

また、これら2つの細胞は活動する時期や場所が異なることも分かりました。
ミクログリアは発病直後にダメージを受けた中心部に集まり、死んだ細胞をまるごと食べ、
アストロサイトは発病1週間後をピークに働き、ダメージ周辺の、まだ生きている細胞の
傷ついた部分を選択的に食べます。

 小泉教授は「2つの細胞で役割分担をしており、特にアストロサイトは発病後の神経機能の
回復に重要である可能性がある」と指摘しています。
アストロサイトなどを再生、増幅する技術が現れれば脳卒中からの回復が容易になりうるわけです。
期待しましょう。

諏訪東京理科大学 篠原菊紀教授


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