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2017.02.21 070「サッカー、子どものヘディングを禁止すべき?」

先日、イギリスの「デイリー・ミラー」は、サッカーのヘディングが若年性認知症をもたらしたと
する調査結果が、初めて科学的に立証されたと報じた。

認知症となったサッカー選手の脳を調べるなどして明らかになったということで、
子どものヘディングを禁止する動きが広がるだろうと指摘したが、「もっと調査すべきだ」
と反発する声も上がっている。

これに関連して、アメリカのアルベルト・アインシュタイン大のネット調査について紹介したい。

調査の対象となったニューヨーク市のアマチュアサッカークラブの成人男女の選手222人の回答者は、
前年に6カ月以上サッカーをしており、直近の2週間でヘディングしたのは、
男性平均44回、女性平均27回であり、男性の37%、女性の43%は、後頭部にボールがぶつかるなどの
偶発的な頭部衝撃を1回以上経験したという。

結果として、日常的にヘディングを行う選手は、さほどヘディングしない選手と比較して、
脳震盪の症状を示す可能性が3倍以上であり、偶発的な頭部衝撃を2週間で2回以上受けた選手は、
そうでない選手と比べ、脳震盪が6倍以上あったという。

すでに、年間1,000回以上のヘディングを行うサッカー選手の30%は、脳白質の微細構造の変化がみられ、
認知機能が低下することが報告されている。
サッカーのヘディングも、ボクシングやアメフト同様に、何か対策を考えなければいけないのかもしれない。
ちなみに、アメフトでは認知症リスクが高まることが報告されている。

Symptoms from repeated intentional and unintentional head impact in soccer players.
Neurology. 2017 Feb 01; pii: 10.1212/WNL.0000000000003657.
Walter F Stewart, Namhee Kim, Chloe S Ifrah, Richard B Lipton, Tamar A Bachrach, Molly E Zimmerman, Mimi Kim, Michael L Lipton

http://headlines.yahoo.co.jp/videonews/nnn?a=20170218-00000004-nnn-int
http://higeoyaji.at.webry.info/201702/article_15.html

諏訪東京理科大学 篠原菊紀教授


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