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2015.06.23 049「パチンコホールの騒音は味覚を変えるか?」

わたしたちは音を聞くとき、耳の中の有毛細胞を使って音を増幅して聞いています。
一方で、騒音下ではこの増幅システムが働きにくくなり、何とか騒音に対応しています。
こうしたシステムは味覚にも影響を与えているようです。

 2010年、マンチェスター大のアンディ・ウッズら静寂の中での味覚と、騒音を大きくしていく中での
味覚の変化を調べました。
その結果、騒音が大きくなると「甘み」「塩味」が減少し、サクサク感のような歯ごたえは強く感じる
という結果を得ました。
 2015年、コーネル大のロビン・ダンドーらは、飛行機内の騒音を模した85dBの騒音環境で実験し、
「甘み」の低下と、逆に「うま味」の増加を見出しています。
ルフトハンザ航空の実験では高気圧下ではやはり「うま味」がまし、トマトジュース、ブラッディマリーなどが
おいしくなることを見出しています。
トマトはご存知のように西洋ではダシ。グルタミン酸といううま味成分に満ちています。

 パチンコホールの騒音は95dBを下回るように指導されているそうなので、
85dB環境の実験結果がぴしゃり当てはまるかどうかわかりませんが、まあ、似たような傾向は考えられます。
すると、コーヒーは甘い方がよく、昆布茶やトマトジュースは妙にうまいが、塩は薄めに感じる、
ホール併設のラーメン店は濃い味にならざるを得ないかもしらんですな。

 あ、ラーメン屋も経営なさっているホールの方、ラーメン店の味見はホールから直行、
耳に大当たり音やRTCが響いている状況ではないほうがよろしいかも知らんですな。

諏訪東京理科大学 篠原菊紀教授


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